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生きてます 全集11〜15

パソコン通信PC-VANの第三世界ネットワーキングに
アップした報告の記録です。

目次


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★タイトル (KCD72893) 95/ 1/30 20:27 ( 18)
生きてます。11<とーち>

★内容
 老人を主な対象に、インフルエンザの予防接種を行うらしいのですが、この有効性には疑問をいだいています。児童に対する一括接種については、副作用による死亡例がある上に、あらかじめ流行するインフルエンザ型の予測が困難、有効な期間が短い、などから私はその必要性はないと考えてきました。
 今回の場合、複数のインフルエンザが流行していますし、ウィルスによるものではないかぜの方が多いという報道もありましたので、有効性はうすいように思うのです。他のことに力をさいていただく方がいい気もするのですが。
 もともと、ワクチンはそう短期間に作れるものではないはずです。余っていたのを消費しようとしているのではないでしょうね。

 土地の利用について、現状法規の2ヶ月以上の制限を行う、というこについては、心情からいって強い抵抗をおぼえています。私自身は住宅は大丈夫でしたが、避難されている方々には、それまで、どこに住めというのでしょう。仮設住宅などはとても間に合わない数です。仕事は確保してもらえるのでしょうか。そういったことの不安がなくならなければ、元の土地で復興する以外、考えられないじゃないかと思います。
<とーち>

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★タイトル (KCD72893) 95/ 2/ 1 23:40 ( 81)
生きてます。12<とーち>

★内容
ありがとうございます
 何人かのかたから、激励のメールをいただきました。ありがとうございます。

物価のこと
 各スーパーでは、いっときの格安価格はなくなり、普通の価格に戻りました。それでもこころなしか安めの気がします。生鮮品、野菜なども高くはありません。
 今日、JR新長田駅の南約200mくらいを東西に伸びる商店街・六軒道をのぞいてきました。この六軒道は西神戸の人間にとってアイデンティティともいえるほど馴染みのある場所です。地元では「ろっけん」と語尾を下げて発音します。このろっけんは無事だったのですが、これから新長田駅へ向かう大正筋はほぼ全焼しています。これは西神戸に住むものにとって、かなり衝撃です。
 で、そのろっけんでは、市場の人々が臨時の店を開いていました。これがまた、安い。マグロの造り・約2人前400円。はまぐり500g350円。しいたけ中10本150円などなど。
 今回、長田では不当に高い値段で売られてることはなかったと思います。これは注目に値することで、ちゃんと調査・研究して今後に生かしてほしいと思います。
朝鮮学校での寿司屋さん
 鳩さんやセイクレッドランの仲立ちがあって、なぜか在日朝鮮の人々に寿司を食わせたい、という大阪心斎橋の寿司屋さんのお手伝いをすることになった。
 電話で、19日未明、神戸長田の事情などを話した後、大阪からたどりついた寿司屋さんの手伝いを西神戸朝鮮初中級学校(地元では朝鮮学校と呼んでます)で行う。私はこういったことをシキるのが得意でないので、じゃまにならないように手伝うことにする。したがって、マスコミにはセイクレッドランの名前などはまったく知られなかったりして、ちょっとまずかったかなぁ、とか思ったりしてる。
 寿司屋さんは、総勢11名ほどで訪れ、うち3人は自転車で黒門市場からやってきたという。さすがプロで500人前のにぎりを手際よくにぎっていた。私は赤だしをよそう係り。
 始終なごやかな雰囲気で、寿司をにぎるほうも、食べるほうも、よろこんでいました。

自衛隊の風呂
 御蔵小学校の自衛隊の風呂に入ってきました。ヒロシマからやってきた部隊でテントの入り口に「もみじゆ 13QM」と書かれてありました。定員は30名となっており、たしかにそれくらいの人数が入れます。蛇口から湯が出るような洗い場はありませんので、みんな風呂桶(すべて布製ね)から湯を洗面器でくんで洗います。湯が洗面器にたまるのを待たなくていいので効率がよい。湯量もたっぷりあり、みんな、湯を節約しようとしているため、何人かが一度に湯船に入るとあふれて、おお、もったいない、とあわてて頭を流したりなんかして。
 風呂場にはなんと広島の宮島の絵(水上の鳥居)が書かれてました。去年、広島にいってきたばかりなので、なんだか感慨深いのでした。
 この風呂は、とてもうまくできています。直径5mほどの巨大な布製の桶に、給水車からの水をためておきます。この桶によって水の供給のばらつきをカバーすることができるわけです。桶の水は他の車に牽引されるようにできている高さ1.5m、長さ2mくらいの重油ボイラーで湯になり、テント張りの浴槽へ供給されています。重油はドラム缶から直接ボイラーに供給されています。
 これならば、大きめのトラックにテントや桶の骨組みと布を乗せて、ボイラーを牽引すればそれだけで移動できる風呂屋というわけです。
 最初にこの風呂が設置されてから、その数が増えていないのが気になるところです。この御蔵小学校の風呂も近くの水木小学校(ちなみにこの水木は水木しげるの水木です。まあ、どうでもいいんだけど(^^;))と男湯、女湯が一日ごとに交代することになっています。
 私の住んでいるところの近くの真野小学校やかるも中学からは、そこそこ距離があるので、もっと増やして欲しいところです。自転車ならば苦にならない距離ですが徒歩ではつらい。とくに老齢の方には風呂上がりで寒いなか歩いて帰ってきたら風邪をひいてしまいます。どうして増やせないのか疑問に思います。

政府をゆるさない
 過去のことは、しばらく書かないつもりだったのですが、どうしてもがまんできないので、少し。
 今回の地震の対応について、政府にはそれなりの責任をとってもらいたい。また、自衛隊の司令部などにも責任はあるようだ。ただではすませて欲しくない。どうしてもゆるせない。
 低廉な木造住宅が多かった長田では、焼けなかったところでは、完全に倒壊してしまった住宅からでもけっこう人は助かっている。わずかのすきまでも、そこで息ができていれば助かるのである。
 「うしろの正面だあれ」というアニメ映画があった。戦争中の話しだが、その中で倒壊した住宅に埋もれた家族を、火が迫ってきたためにやむなくあきらめて逃げる場面があった。こうした話しは「はだしのゲン」などたくさんあるが、いずれも昔の話しだと思っていた。終わった話しだと思っていた。この、文明を誇る日本で再び起こるなどとは夢にも思わなかった。
 今回、菅原の焼け跡から発見された多くの人々は、生きながら焼かれた。昔のことだと思っていたことが、50年たっても私達は防ぐことができなかった。なにがくやしいといって、私はこのことがくやしく、なさけなく、そして恐ろしい。
 村山首相が財界人と食事をしていたとき、死傷者100人などという数字だけで判断していたとき、人々は地獄の中を死んでいったのだ。
<とーち>

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★タイトル (KCD72893) 95/ 2/ 7 11:25 ( 41)
生きてます。13<とーち>

★内容
風邪のこと
 とうとう風邪をひいてしまいました。
喉がいたくなって、微熱が出るタイプです。経験からいって、ウィルス性(インフルエンザ)のものだと思います。ワクチン注射にいちゃもんつけたバチか?(^^;)
 私は熱がめったに出ないタチなので、微熱でもだいぶまいってきました。

避難所のこと
 私の目に触れる避難所(カルモ中学校、志里池小学校など)では、物資はだいぶいきわたっているようです。
 受け身でなく、自分達で行動することによって精神的なケアがなされる、不足しがちな野菜による栄養素が摂取しやすい、新しい自治のリハビリともなる、などの理由から、今後は、避難所にいる人自身が炊き出しを行うように、主体を移行していけばいいと思うのですが、種々の問題があって簡単にはいきません。むつかしいもんです。
 単に物資を配分する、というような作業から、自立を促すケア的な要素も必要になってきている、ということでしょうか。

桑名正博さん
 ひょんなことから、私のとこにもTELいただいたことのある桑名さんですが、紳助の人間マンダラという大阪ローカルの番組に出演されていました。この日は大震災チャリティーということで、全編チャリティー品紹介になってました。
 セイクレッドランの名も出ていましたので、またお忙しくなるのでしょうか。

ピースボート
 2月6日のニュースステーションでピースボートが長田で発行しているデイリーニーズという日刊ミニコミが取り上げられていました。おおむねよい報道だったのですが、マスコミへの挑戦状、にくらい思ってもらったほうがええけどなぁ、と第三者ながら思ってました。
 実際、長田での評判はたいへんいいですし、それだけの内容をもっています。役所の広報チラシなどは、仮設住宅の入居申し込み方法だけでA4一枚になってますし、各自が紙ファイルにでも綴じないとすべての情報を把握できません。デイリーニーズなら、一枚に必須情報がすべて盛り込まれていますので1枚ですむわけです。
 おぐちゃん、ここ2日ほどあってませんが、ピースボートで元気にやってくれていますでしょうか。

仕事のこと
 来週から、ほぼ通常に出社することになってしまいました。週何回かは、大阪に泊まることになりそうです。とりあえず、日常を守ることになりそうです。
<とーち>

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★タイトル (KCD72893) 95/ 2/ 9 21:36 ( 41)
生きてます。14<とーち>

★内容
景気のこと
 大震災景気になるのを、内心恐れていました。幸い(?)いまのところ、株価などから見る限りは、そうはならないでいるようですが。
 言葉で言い表すのがたいへん微妙なんですが、私を含めて被災者は被害者感という感じのものがあるように思えます。このあと、復興の過程で、多くの需要が生まれ、潤う企業もあるでしょうが、それは被災者である私達にはたしてプラスをもたらすものになるのでしょうか。
 私は、大阪の会社に勤めるものですから、また、状況が異なるかもしれませんが、壊滅したゴム会社の従業員だったかたなど、今後のことはまったくわかりませんし、おそらく今後、復興でなんらかの雇用が生まれたとしても、今までよりよい条件になる可能性は、やはり少なく思えるわけです。そして住んでいた家がなくなった負担はやはり自分で補わなければならないのですから。その家を売る側は、それにより利益があるわけですが、買わなければならない側には、ただもとに戻すためだけなのです。ほっておけば、買わなければならない側は貧しくなり、売る側は豊かになるのは当然のことです。
 私が恐れているのは、戦争により景気がよくなるような効果が生まれることです。朝鮮戦争のときなどの景気のよさと、同じことがもたらせられるのではないかと、恐れるのです。人々を踏み台にして、資本が肥える復興ではなんにもなりません。日本という国の経済活動はいったい何のために、誰のためにあったのか。これまでの日本の行いを含めて、考えてみて欲しいと思うのです。
 はるかに恵まれた環境が50kmも離れれば存在するのに、被災者の多くの人が、やはり自らの場所で生活しようとしがみつくのは、一つにはこの地の復興を自らで担いたいからに他なりません。この地を離れて、誰かに復興を任せて、帰ってきたときに自分の場所があるようには思えないからです。復興の苦しさも、喜びも、実りも自らの身で感じていきたいからです。そして、そうしたこの地の人々に、さしのべる援助をこそお願いしたいと思うのです。そして、これは、多くのかたが心から行っていただいている援助と、そして、政治の世界にも関らざるをえない部分でもあるのかも知れません。

パートのこと
 長田に多くあったゴム工場ではパートでたくさんの人が勤めていました。私のつれあいの母もそうですが、これらの方の補償は現時点ではなにもないのが実情です。失業保険もなにもありません。しかし、これらの方は、時間のあるときだけ働くというような本来のパート勤務的な状況ではなく、生計をたてるために働く通常の労働とまったくおなじ状況で働いていたのです。したがって、何十年もパートのまま働いていたかたがほとんどです。
 これらの方を援助するのは、通常の法規では困難です。しかし、こういった方がこの地の産業を、ひいては日本の経済をささえてきたのです。
 弱いものにしわ寄せがくることがないよう、救援の方法を講じて欲しいのです。
<とーち>

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★タイトル (KCD72893) 95/ 2/10 12: 5 (113)
長田でボンランティアをしてくださる方に<とーち>

★内容
 「私の長田」と題して、ボランティアをしてくださる方に向けて文章を書いてみました。すでにセイクレッドランやピースボートには送付させてもらったのですが、パソコン通信にもUPします。少しでもお役に立てれば幸いです。

【私の長田】*******************
 長田でボンランティアをしてくださる方に

 私は、この神戸市長田で生まれ育ったとーちといいます。私は、今回の地震でも、幸い住居に住みつづけることができています。そして、災害のひどかったこの長田でボランティアを行ってくださる方々に心から感謝いたします。
 ボランティアらしいことはほとんど行ってこなかった私ですが、わずかの経験と、ここに住んできた歴史から、みなさんに知っておいていただきたいことを書いてみました。なにかのご参考になればうれしく思います。

★無理はしないで
 短時間にあまり無理をして、やめてしまったりしないように、長期的に行えるように考えていただいたほうが嬉しく思います。
 長続きするように、ご自分の気持ち・時間・お金・体力・環境(親ごさんとの関係などね)をコントロールしていただくのがいいと思います。「私がこんなにやっているのに!」というようなセリフが頭にうかんだら、そのときは休み時と思ってください。

★長田の地理・道路鉄道
 神戸は東西に走る道路が少ないので、逆にそれをおぼえておくと、土地カンがつきます。鉄道と合わせて北から順に書くと。

山麓線(道路):長田神社をさらに北にのぼっていくと割と大きな道路が東西に走っています。これが山麓線です。

神戸市営地下鉄(地下鉄):神戸高速鉄道より少しだけ北を走る地下鉄です。長田区内の駅は長田のみです。

山手線(道路):長田商店街前や蓮池小学校前を通る道路です。

神戸高速鉄道(地下鉄道):山手線の下を通る鉄道です。神戸高速鉄道というのは阪急・阪神・山陽・神戸市などが出資しあって作った車両を持たない変わった鉄道会社で、3社の電車が乗り入れています。長田区内の駅では、東の高速長田、西の西代の2駅になります。

JR西日本(鉄道):高架を走っているのでよく目立ちます。長田区内の駅は新長田のみです。

国道2号線・阪神高速(道路):頭上に阪神高速神戸線が走っているのですぐ分かります。長田区内の出入り口は湊川インターのみです。

★長田の地理・産業編
 長田は大きく山手、中間部、南部に分かれます。山手は、山手線より北でベッドタウンの雰囲気が強く、それ以南とは様相が異なっています。
 山手線より南で2号線より北のあたりが中間部。ケミカルゴムの小さな工場がたくさんあります。また、小さな鉄工所もいたるところに散在しています。
 2号線より南が南部。中間部と同じく、町工場が散在し、兵庫区の三菱や川重に働きにいく方も多くいます。
 注.この3つの区分は私が勝手に考えたものです。あしからず。

★長田の人々1
 高速長田駅の東側には、大きな被差別部落がありました。いまでは整備された住宅があちこちに建てられ、かなり分散して住んでられます。
 長田の南部には、多くの在日朝鮮韓国の人々が住んでいます。海際の兵庫区との境に兵庫運河という運河があるのですが、これを掘るために連行されてきた方が多いと聞いています。
 長田から外に出ると、私自身もささいなことなどで差別を感じることがありますが、長田の中では意外と差別は表面化しません。これは、大阪の芦原橋や猪野と異なり混在していて、経済や文化の上からも共生してきたからではないかと思います。
 たとえば、長田に多くあるキムチ屋さんの客には日本人も数多くおり、長田の人々にとってキムチは特別なものではありません。また、ゴム会社の経営者の方も朝鮮・韓国の人々は数多くいらっしゃり、うかつに差別的な言動をすることは長田では考えられないことです。

★長田の人々2
 被差別部落の人々には部落解放同盟、在日朝鮮・韓国の人々には、朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮総連、韓国の民団とそれぞれ組織があります。
 しかし、圧倒的多数の人々は、そうした組織とは日常的には深いつながりをもたず、意識することもなく暮らすことが多いのです。いいもわるいも、混在している、というのが長田の実態といえます。
 したがって、いまでも多くの避難所にさまざまな人々が混在して避難されていることと思います。組織をたどればその人々に物資を送れるか、というとそういうわけにはいきません。
 また、注意していただきたいのは、たとえば在日朝鮮・韓国の人々に親切にしようとして、なにかトラブルがあったときに「なんだ、在日の人って何々なんだ」というように思い込むことです。日本人がさまざまなのと同じように、在日朝鮮・韓国の人々もさまざまです。その多様性を勝手なカテゴリーで意味付けしようとすることは実は差別の根源に他ならないのです。

★これからのお願い
 避難所に避難されている方々には様々な方がいます。今は、同じ様に避難していても、お金のある方、コネクションのある方などから徐々に日常へ戻っていくでしょう。マスコミも日常へ戻り、そこでいわば、取り残される人々の物心両面のケアをぜひお願いしたいのです。おそらくもっとも弱い人々が取り残されることになると思うのです。

★情報について
 起きたことを直接見聞きした人の情報を一次情報といいます。人からそれを聞いたなら二次情報です。自分がなんらかの情報を得たら、常にそれが何次の情報になるか、気を付けてほしいと思います。人から情報を得たら、その人はどうやってその情報を得たかも同時に聞かなければなりません。三次情報以上になれば情報源にたどりつくことはむつかしく、広報するのは避けたほうがいいと思うからです。
 情報源が誰によるものかを気にせずに、情報を広める行為がデマを生みます。ボランティアの方々でも注意しなければ同じ過ちにおちいりかねません。

★長田へようこそ
 多くの差別を背負ってきた長田は、貧困と隣り合わせの歴史を歩んできました。しかし、それは市場(いちば)の価格のやすさをさそい、混沌を生きる人々は、くらし・文化をオーバーラップさせて生きてきました。
 結果として、それは日本人特有の排外さのない「くらしやすさ」を育んできました。ベトナムの方などは、そのくらしやすさのゆえに長田に住んできたのです。
 あなたが、長田に手をさしのべれば、あなたは長田から今の日本に必要な多くのことが学べるでしょう。
 日本の中のアジア・長田と、あなたとの新しいつながりが、復興の力の糧となることを信じています。

 文責はすべて私、とーちにあります。

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★タイトル (KCD72893) 95/ 2/11 17:56 ( 27)
生きてます。15<とーち>

★内容
新湊川公園
 長田区の山手線からJR線路の間を、新港川沿いに南北に細長く伸びる新港川公園は、長田区のボランティアのメッカとなっています。
 ピースボート、小林寺拳法、イスラムの方たちなど、いくつものボランティアグループの本拠地となっており昼間にいけば、なにかしら炊き出しをいただくことができます。
 イスラムの方たちは、なんと直径4mほどの衛星放送のアンテナを設置し、リアルタイムで全世界からのイスラム関係の放送を受信しています。(キャンプの中のTVで見ているのが、外からも見えるわけ。言葉がわかんないので、なにについての放送なのかは分からないのですが(^^;))
 彼らにとっては、はるかに大勢の難民の方などをサポートしてきた経験もあるためか、たいへん落ち着いて堅実な活動をされているように見えます。私達はまだまだ学ぶことの多い国民なんだなぁとあらためて思います。(その国が常任理事国だって?、いや、まあ、それはおいといて(^^;))

ピースボート
 どうやらピースボートは、長田での活動にしぼっているようです。たしかに、大阪から見て、交通の断絶箇所を隔てた長田は、援助しにくいところですから。
 ピースボート発行のデイリーニーズは有用な情報から始まって、体験談から法律相談まで盛り込んだ充実した内容です。B4一枚の裏表に縦書きの読みやすい手書きの文字でていねいに書き込んであり、毎日朝に発行されます。
 今日(11日)は印刷機が壊れたとのことで、印刷のところにいつもの「あらばき協働移動印刷所」に加えて苅藻中学校と書かれてあります。
 12日には、東京からフェリーでさらに多くのボランティアの方がいらっしゃるということで、活躍に期待しています。
<とーち>

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