11月30日。校長・教頭先生との話し合い

 '96.11.30 この日、署名を始めた私たちの動きを察知して校長・教頭先生のほうから話を聞きたいとおっしゃってこられ、話し合いを持ちました。
この統合は急遽決まった。
 普通、統合案というのは統合される3・4年前から出てきて、数年を経て初めて統合に至るようです。でも、今回の場合、震災で大橋中学校が倒壊したことから、苅藻中学校との統合案が持ち上がったことにより、現在ある志里池公園が統合後の中学校の敷地となるので志里池地区に公園がなくなるため、志里池小学校と神楽小学校とを統合させ、志里池小学校の跡地を公園にしようというつじつまあわせの統合案が出てきたのです。

準備期間を知らされていなかった
 昨年('95年)9月8日に統合についての説明会が教育委員会からあってから、3ヶ月後の12月の市議会までの間が準備期間とされていたようです。でも、私たちはそんなことは知りませんでした。どうして知らせてくれなかったのかと問うと、教頭先生は自分達も知らなかったとのことで、それは教育委員会のミスですよね、との問いにも、そうですね、と答えていらっしゃいました。
 そして、その準備期間の間に保護者からも地域の人からも何も苦情がなかったから、というのが、統合決定の理由だというのです。そして、いまさら反対しても決まったものはしょうがない、というのです。
 けれども、震災後、まもない時期で、保護者は自分達の生活を建て直すのに精一杯でした。地域の方達も大勢のかたが、避難されていて連絡すらとれない方もおり、統合に意見をいう余裕はなかったのです。


通学路の安全は何も考えられていない
 通学路についての安全対策は教育委員会と学校側はいまだ何も考えておられませんでした。JRの高架と新湊川の橋が重なり、たいへん危険な交差点がありますが、この箇所については校長先生も対策のたてようがない、といっています。
 そして、道路については教育委員会とは管轄が違うため、こうした安全性については、保護者が働きかけないと対策はなされないということです。したがって、今回の統合により、通学路の安全性について対策が行われる予定はまだなにもないのです。

2日に返事
 こうした保護者の意見について、校長先生が12月2日に教育委員会に連絡をとってくださり、対応についての返答をくださる約束をしました。



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